第9章 「 否定の言葉 ー人生を不幸にし夢を壊し遺伝子の進化を止めるものー 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
①人々は、多くのアイデアを形にしながらも、外部環境の批判の言葉には弱いのです。 ●あまり経費がかかりすぎる。 ●よいアイデアとは思えない。 ●それはおかしい。 ●今までに聞いたことがあるくだらない考えである。 ●ただ風変わりなだけだ。 ●あまりにも急激すぎる。 ●その準備が出来ていない。 ●こちらのシステムが旧式になるだろう。 ●提案しても威信があがらない。●君はあまりに先に行きすぎている。 ●金も時間も人もいないよ。 ●正確にはいくら儲かるのかね。 ●君の企画書はよくないと思う。●委員会で考えてもらおう。 ●それは役にたたないね。 ●それは数年前にやったことがあるよ。 ●それは社の方針に反する。 ●我々はいつもこのようにやっているよ。 ●もう試されているよ。 ●はっきりしているので考える必要はないよ。 ●それは我々の分野外である。 ●君のモデルは外観だけで中身がない。 ●それは実際的ではない。 ●自分で勝手にやったのだから放置しておけ。 ●それは出来ない。 ●今の社内の体制ではやる人がいない。 ②外部環境からの、否定・批判の背後には、次のような要因があります。 ●重大なる決定が朝令暮改である。 ●変化や新しい発想や思想に対して抵抗する。 ●問題の認識を拒否する。 ●疑問や研究や探索に対する制裁をする。 ●仕事や作業の延期や遅れがある。 ●自己の優位性を示すために他を全面否定する。 ③問題を解決する者に、次のような要因があれば、否定になりやすいものです。 ●順応性がない ●疑問をもたない ●無秩序である ●保守的である ●悲観主義である ●臆病である ●仕事を中断することの弁解が多いです ④問題を解決する者には、次のような態度が望まれます。 ●重要な問題の見直し ●問題を解く動機と自信 ●忍耐と固執 ●財政的な支援 ●経営者とのコミニケーション ●好奇心 ●新アイデアで遊ぶ能力 ●自尊心 ⑤次のような態度に満足すると、要注意です。 ●環境や自己満足に陥る ●創造性のないことを正当化する ●現状維持 ●早飲み込みの解答で満足する ●故意に問題を回避する ⑥問題解決者と外部環境との関係には、次のような失敗の要因があります。 ●創造への圧力 ●プロジェクトへの監視 ●会議と会合 ●悪い時のコスト強調 ●実用性の強調 ●悪い時の解析 ●悪い時の新製品の判定 ●金儲け ⑦下記の技術的な面の特長も、プロジェクトが失敗する要因になります。 ●問題点解析の技術的な未熟 ●最近の進歩への無関心 ●知識や情報が不適確 ●真の問題点の発見力 ●集中力の欠如
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