第15章 「 21世紀の問題解決型のフォーラム組織 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●アジアや日本の指導者達が必ず学んでいたほうがいい問題解決法が世界にあります。 それは、VE法や、TRIZ法やUSITです。(詳細はHPと検索で調べて下さい) 戦後における、日本の経営コンサルタント業界や、技術コンサルタントの技術開発の 歴史を見ても、それらの発想は非常に大切です。特に、日本政府や各省庁の公務員の 方々や、全国の自治体の公務員や、社会科学系の大学教授や、最先端の義務教育現場 の日本国内の多くの先生方が学べば、役立ちます。改革の法案の作成にも役立ちます。 ●世界的な特許王国であるイスラエルが、なぜ、世界NO1の特許開発や技術開発を するのかが、よくわかります。そういう意味でも、21世紀の世界で、戦争により血 が流れないようにするためにも、世界的な平和と繁栄と幸福を創るためにも、問題解 決法の普遍的な基本は、地球上の全人類の68億人の、多くの人々が学ぶべき時です。 ●世界エンジン・日本からも、磨かれた問題解決法が、現場から生まれると思います。 法務省を中心にした法体系再編成もVEやTRIZを学んで進めるべきと提言します。 もちろん、平和外交にも役立ちますから、日本の平和外交を強くすることも可能です。 ●迷走している日本構造改革の壁を超えるために、解決できる鍵はたくさんあります。 世界人類の叡智の開発こそが、日本の役割です。足元に宝の解決策はすでにあります。 21世紀の世界平和を創るためにも、世界的な発明と発見は日本の歴史的な課題です。 ●21世紀へ向けて、今こそ新しい時代への大きな変革の熱いエネルギーを感じます。 古い日本的な組織から、世界的な問題解決型組織への変革がIT革命で進んでいます。 ソフトバンク・京セラ・オリックス・アサヒビール・SONY・トヨタ・セコム・キ ヤノン等の、世界的優良企業の組織と行動は研究する価値があります。一日決算主義 会計。柔構造組織。生産・販売・経理・労務の機能的な情報網。早い商品開発。人事 制度のあり方等が、実にユニークです。画期的です。面白いのです。これらの企業の TOPの考え方が、ユニークだから、組織が柔軟で面白いのです。特長は、古い日本 の組織のやり方を、単純にモノマネをしないことです。会計の制度・情報・デザイン・ 広告・物流・情報流のあり方・利益企画力が、常に独創的なことです。常に、本質的 なことを考えて、独創的に変えていこうとするという、このことが、とても大切です。 ●日本においては、大きな古い組織は命令服従型のピラミッド型組織が多いものです。 とくに、軍隊・警察・官庁・市町村自治体・財団・社団・教育機関等の官僚機構です。 古い法律の考え方で、形にはめて考えたがります。外国で採用されていない制度でな いと採用せずに、慣例主義です。そういう組織には、自己保身型人間が多いものです。 自分の方から意見を言うと、首が飛ぶので、あえて責任転嫁を最初から準備して他人 の意見やアイデアを盗用しウソをつき、対話せずにガセネタだけで判断しやすいです。 現地・現場・現品主義をとらずに、推理して、机の上で作文だけをいじくるものです。 公私混同が多くなり、トリプル・チェックが出来ずに、意識が珍奇で、古くなります。 行政の単年度会計は真面目な公務員達を犯罪者にしたてやすい構造を内包しています。 21世紀のIT革命は自由発想型の組織を生み、画期的なグローブ型球体組織にして、 人間の自由なる力を活かしていきます。発明・発見はそういう組織から出るものです。 ●21世紀の組織とは、歴史の最先端の問題を解決するために、世界の英知と知性が 討議して、企画して設計し、集団的な力で、スマートに、最速で世界的な問題解決を 電子会議で討議し決める組織です。世界的に歴史的な問題を、電子フォーラムで提起 して、世界的な24時間会議で、全世界情報と叡智とデータ分析で矛盾点を明確にし、 さらに、二律背反を解きつつ、問題解決の前提条件を明確にし、世界的ならせん思考 で世界の全社員を巻き込み展開していくことを核にする組織です。企業・大学・政府・ 市町村自治体・警察・軍隊・政党・国連組織・研究所の全てが、IT技術を活用して、 世界的な規模で、世界知性の輪を創りつつ、普遍的で科学的な問題解決法を磨き上げ、 24時間の世界体制で、歴史的な問題を解決する世界知性組織へと変革していきます。 ●人間の基本機能は知能機能と行動機能に分類されます。さらに、それぞれを受身形 と能動形に分けて、それらの機能活動の手段としての、商品やサービスやシステムが 歴史的にも開発されていきます。人間の幸福観を中心に考えつつ、経済・政治・文化・ 社会・地球環境の在り方と、現実との格差が、経済問題として、常に永遠の問題解決 のテーマとして、全人類の前に登場してきます。世界的にも世界知性の輪を形成組織 して、早く全体最適解を提示して、企画し解決策を行動し実らせるかを求められます。 グローブ型の球体組織の中心核には、問題提起者が位置して、討議をリードする可変 型の知性組織こそ、21世紀の世界歴史をリードし生き延びる生命体組織になります。
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