第29章 「 現実社会と仮想社会の犯罪者のこころ ー罪の本質ー 」
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●質量に心あり。人を取り巻く宇宙は、人を観て聴き永遠に記録していく神そのもの だと思います。人類の歴史で、現実社会と仮想社会での犯罪者の特長は次の5点です。 ■(1)責任転嫁をします。 「アダム。なぜ智慧の実を食べたのじゃ」「イブのせいです。」 「イブ。なぜ食べたのじゃ」「蛇が食べろと言いました。」 ●責任とは(responsibility)です。しかし、自己責任をとらないの です。自分のあらゆる行為を、正当化するために、いつも、他人のせいにするのです。 責任転嫁をしながら、自分をいつも正当化して、がんこで意固地になり居直るのです。 ■(2)対話をしないのです。 神が「アダム・アダム」と「イブ・イブ」と、何回も何回も呼んでも、返事をしない。 ●返答をしないのです。(response)をしないのです。人の意見をよく聞か ないのです。神が「アダムとイブ」を、何回も何回も、呼んでも返事をしないのです。 罪悪感があると、自分の心の内なる声と、他人の異なる意見を無視して、対話をしな いのです。おだやかに話すことが大切です。相手には必ず言い分があるのです。大き な耳で、安らかなこころで、相手の言い分を聴きながらじっくりと対話することです。 ■(3)嘘や虚構を作ります。 「智恵の実を食べてはいけない」と、神に言われても、「アダムは食べます。」 ●他人との約束でも嘘を語りつつ、ウソをつくのです。嘘のレッテルを他人につけて、 飯を食うのです。「智恵の実を食べるなよ」と、神に言われても、アダムは食べます。 「人を殺すなよ」と、神に言われても、「銭と利権のために」、人を殺す人がいます。 ■(4)代理・代償の行為を正当化して、真の責任を取りません。 アダムとイブは、エデンの園に住むように言われても、神に懺悔せずに逃げるのです。 ●どんな世界でも、幼稚な人間ほど、女性や男性を傷つけて、人権や人格を無視して、 叫び狂い、代理・代償の行為に走ります。最後は自壊の念で必ず自殺や自害をします。 神が、世に与えた人類の命を傷つけることは許されないのです。幼稚化し退化します。 モノを創造する実力のない者ほど、こころは貧困であり、虚勢をはり、威張るのです。 罪の結果は病であり、病の結果は死です。犯罪者は自殺や病で死に家は朽ち果てます。 ■(5)未来に対する人生目標が明るくないのです。暗いのです。 エデンの園でも、創造よりも破壊を選び、2人は創ることをもせずに、逃げるのです。 ●エデンの園でも2人は創ることをせずに、逃げるのです。天は永遠に追放はしない。 人生で大切なことは幸福になる力です。他人を不幸にする人は自分が不幸になります。 自分から幸福になる力を磨く人は、必ず他人を幸福にして、伴に進化させていきます。 人生とは、人類の未来意志を実現することです。この意志に反する霊は排除されます。 宇宙の歴史と全人類の歴史を観察すれば、犯罪者は宇宙から排除されて早死にします。 旧約聖書の創世記に記されるアダムとイブのエデンの園の話は、全人類への忠告です。 ●こころを耕すこころ。大きな天心の視点で、小さな邪心を良く耕すことが大切です。 豊かな幸福な人生をつくるためにも、日々に新たに発見と創意工夫の発明が必要です。
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