第37章 「 民間終身年金 ー仮想社会のポイントと豊かな21世紀ー 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●美しい未来は、こころの中から生れます。美しい心の夢と希望と努力から生れます。 世界の真の指導者は、美しい自分の心を育てないと国民を破壊へ導くことになります。 3000年の長さで、想い、近未来を機能・コスト・かたちで「シンプル」に考える、 イメージする、企画してデザインする事は、とても大切な事です。真の底力がでます。 21世紀の世界と日本のかたちや、未来の楽しい人生もシンプルに考えたいものです。 ●この20年間に16ヶ国を夫婦で自費で観光旅行した感想ですが、・・・・・ ■「かたち」(空間軸)は全て違います。・・・ 家・建物・学校・道路・橋・鉄道・自動車・道具・遺跡・植物・動物・風景・気候等。 世界には、おなじ物はありません。人間にも同じものはありません。衣・食・住・遊・ 健康・知識・安全・美的生活・財産・事業・長寿人生・趣味も、かたちは違うのです。 全宇宙の素粒子波も含めて、組織・予算・ルール・人材等すべて同じ形はありません。 ■「機能」(人間軸)は全世界、同じです。・・・ ●人間の動作で、起きる・食べる・働く・動く・飲む・話す・愛する・育てる・寝る 等電気製品や自動車まで機能は同じで万国共通です。人間の遺伝子の進化を促進する 自分人生・家族・会社・都市・自治体・県・国家・国連・国際の長期設計が大切です。 ■「コスト」(時間軸)は全てちがいます。・・・ ●人間の働きに対して、支払われる費用が、「コスト」です。国別・地域別・年齢別・ 能力別・性別・その国の通貨の力によって、常に変わります。給料には、利益と経費 が含まれ、利益の比率は、人により変化します。経費+利益=価格(お金)の循環を、 全体的に大きく設計することが大切です。イニシヤルコスト・ランニングコストなど の12種類のコストと利益の設計と循環の設計こそが、21世紀の近未来の政策設計 には一番大切な視点です。経営軸・経済軸・政治軸・外交軸の設計に必要な視点です。 人件費や賃金とは利益であり、コストではありません。この重要なことが深く考えら れないと、国の政策は人件費を縮小する方向に働きます。人材派遣業を自由化しすぎ たり、賃金を少なくすると購買力が落ちます。自動車も家も売れず結婚もしなくなり、 少子化します。少子高齢化が進む日本の政策は、全て賃金縮小に走り、公務員による 官僚不況をもたらしたことです。道路特定財源に執着してモノつくりにはげみ、人間 を大事にせず、ただひたすらに、道路族を守り官僚と政治家と建設業界の利権政治を 戦後60年間もしています。これでは10年間で日本は少子化国家になり衰退します。 ●特に、労働収入よりも、権利収入の形を21世紀型に新しく大きく改革する時です。 古い昔からの土地・不動産の所有権の権利収入ではなく活用権を中心にした収入です。 株主への配当よりも社員配当・顧客配当・利用者配当・紹介者配当を組み込む会社が 21世紀には伸びます。表に見える貨幣だけでなく、表に見えざる貨幣をポイント制 で永久記録し活用できる時です。ユビキタス社会は永久記録を活かす企業が伸びます。 紹介者配当を仕掛ける企業は、顧客を拡大する自立的な機能を内包して必ず伸びます。 民間による終身年金システムが公営の年金制度よりも、21世紀には大きく伸びます。 ●所有権の移動よりも、活用権や使用権の権利に注意して支払もイニシヤル・コスト やイニシャル利益だけを追うのではなくて、ランニング・コストやランニング利益を 重要視していく経営が21世紀には必要であり、経営は長続きします。その20年や 30年にわたり、顧客が使用している限り利益が入るようにして、販売者のセールス・ マンや、生産現場の社員にも利益が還元される仕組みを作ることが終身年金の制度を 作る基本になります。大きな経営思想の改革が21世紀に今こそ世界に必要なのです。 自動車や精密機械やロボットや電気製品や保険や共済や住宅の販売にも活用できます。 ●大プロジェクトをデザインする時は、まず、大きな目標・未来意志を決めて・・・ それから、「機能」を事細かに、デザインして、整理し時間軸にそいて体系化します。 人間の基本的な欲望の行動を「DO動詞」に整理して、表現して、体系的に整理します。 人と人の集団の一連の連鎖行動をイメージして、より便利に快適に環状に企画します。 それから、機能ごとに、「かたち」をいくつか考えて、イメージ図を自由に描きます。 「かたち」は、美しく、シンプルでセクシーでラブリーな快感を与える形が素敵です。 最後に、それらの機能に適合した、「コスト」が最少で快適な「かたち」を選びます。 あるいは、投資エネルギーが最少であり利益を最大にもたらす「かたち」を選びます。 コストというものは先払費用ですが、利益とは組織運営維持のための後払い費用です。 コストと利益の大きな循環構造を歴史の時間軸にそいつつ顧客拡大をデザインします。 多くの人が集まり顔と顔がわかり個人と個人のネットが天の糸のようにつながること。 21世紀の理想的な個と個の自由共同体がコンピュータの永久記録で可能になります。 ●「思索は30年、デザインと判断は一秒」の、ゆるりとした瞬間の思考が大切です。 コストの資金については、税金だけではなく、世界的な民間資金を活用したPFIや 定期借地権や、レンタルやリースという、近代的な手法をも、考慮するのが大切です。 大切なことは、所有権よりも、活用権を最大限に活かして世界資金を循環させること。 ポイントの永久活用により、購買や活用の状況を記録して利益を配分すると伸びます。 顧客を会員にしながら会員が会員を増やしながら自然体で紹介者配当が増えればいい。 「儲かる」とは、信+者であり、信者を増やすことですが、これを設計することです。 民間終身年金システムが機能すれば、身体障害者にも権利収入になり豊かになります。 ●空間軸(かたち)と人間軸(機能)と時間軸(コスト+利益)の3軸を、原点ゼロ を中心に立体的に交差して、3次元構造で、企画しイメージし全体の推移を考えます。 行動して反省し、さらに練直し改善し続けます。未来の宇宙も未来の日本も、さらに 豊かな構想ですすめたいものです。・・・美しい近未来の「かたち」からイメージし て理論と手法を考えるのもいいですね。イメージがカラーで描けたら、そのイメージ に忠実に頑固に進めることです。一枚の大きな絵図に描きいつも反省し実らすのです。 ●リーダーの美しいこころの中で美しいイメージと夢を形にするのが人類の進化です。 世界一の良い製品・良い会員組織・良い権利収入の3点が21世紀に伸びる条件です。 ユビキタス社会が高度に進化し、購買とポイントの永久記録が活かせるから可能です。 購買の記録が終身に記録される時代が来ています。だからこそ終身年金制度が可能に なるのです。使用される時間に応じてコストと利益が計算されて、さらに利益が生産 者や販売者や購買者や紹介者にも、人生の生涯にわたり還元される仕組こそ理想です。 ここに世界史で最初に提案する小生の民間終身年金とは、このアイデアから生れます。 ●21世紀の進化の本質とは、宇宙の創造主の未来意志に対して収束し収斂する宇宙 の全素粒子の形と機能とエネルギーの変化であり、全生命と人類の遺伝子の変化です。 21世紀の進化の方向性を、破壊・戦争・テロ・暴力というマイナス方向に進めない で、創造・平和・繁栄・幸福という、プラス方向に進めていくのが、真の指導者です。 21世紀の世界には多くの優れた人間的でやさしい真の指導者が確実に増えています。 真の指導者が多くなり、世界的に古い破壊的な意識を変えていくことこそが進化です。
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