第34章 「 21世紀を創る日本文化とアメリカ文化 」
世界文法ー21世紀を創る統合力と3次元文法ー |
●日米が世界平和の構築のために、21世紀の国連外交で展開すべきことは5点です。 ①世界各国の徴兵制度を廃止して、武力による外交でなく対話の平和外交を展開する。 ②世界各国で農地解放を行い、農民の、小土地の所有を認めて、貧富の格差をなくす。 ③世界から戦争を永久に否定して、基本的人権と、人間の尊厳性を尊重し大切にする。 ④世界各国の企業で一日決算会計を導入し、ユビキタス文化社会での雇用を安定する。 ⑤日本文化とアメリカ文化の戦略軸と対話力と政治経済外交力が、世界を平和にする。 ●特に、世界各国の徴兵制度の廃止は必要です。21世紀は脱軍拡の世界に成ります。 日本は、世界で唯一の徴兵制度のない国です。アジアでは中国・台湾・韓国・北朝鮮・ ロシアでも、徴兵制度があります。500年の世界の戦争をみても、侵略戦争で勝つ 国はありません。日本は、アメリカと中国に侵略して負けています。アメリカはベト ナムに侵略して、負けています。ロシアは、アフガニスタンに侵略して負けています。 フランスのナポレオンは、ロシアに侵略して負けています。ドイツのヒトラーはポー ランドに侵略して負けています。勝つのは防衛戦争。それが、戦争の歴史の事実です。 ●ベトナム戦争の後で、アメリカは徴兵制度を廃止しました。その時に、現れたのは 有名なビル・ゲーツです。10年から20年間も、徹夜に徹夜を重ねて、研究に集中 したビル・ゲーツは、マイクロソフトを作りウインドウズを作り世界商品を開発して います。徴兵制度がないから、世界的特許が生れてくるのです。若者が集中して研究 開発する時間が大切なのです。この大切な若い時に、徴兵制度があると、世界的特許 はうまれません。日本は、世界で唯一、徴兵制度のない国です。だからこそ全人類の 歴史の進化のために、非常に優れた世界特許が生れるのです。世界特許の半分は日本 から生れています、そういう意味で、日本は、徴兵制度を復活してはならないのです。 むしろ、国連を中心に、世界各国の徴兵制度を廃止するため日米外交が必要な時です。 ●問題解決の基本は、らせん思考です。自然の進化が、らせんであるように、思考や 論理も基本的には、らせん構造をしています。日本文化の基本は、らせん思考である。 携帯電話・知能化自動車・ロボット・等の新製品の開発で、日本は米国を超えている。 日米の格差が、広がりつつある。日本の底力とは、このらせん思考と、らせん思考に よる、「経営の環軸」作りにある。この日本の文化は、世界に輸出すべき文化であり 世界的にも普遍性ある基軸になるものです。しかし、アメリカの思考は二元論による 敵対・対立・破壊の思考である。戦争という、暴力による外交に走り、イラク戦争も 終わらない戦争になりつつ、泥沼に落ち込んでいる。人権の論理こそ、らせん思考か ら、健全な経営の環の軸を作り、真の民主主義を、定着させることになる基本である。 米国の宗教観や人間観からの敵対思考が、今日のアメリカの進化を止めている壁であ ることは明白です。この思考の違いこそが、日本と米国の格差を生む因果関係になる。 ●日本神道における、神の考え方は「神は全てに内在する」です。宇宙の本質をつか んでいる。だから、世界最先端の電気製品や自動車やロボットを無限に発明している。 世界には、多くの文明がある。エジプト文明・中国文明・チグリスユーフラテス文明・ インド文明・ギリシャ文明・ローマの文明・ビザンチン文明・スカンジナビアの文明・ トルコ文明・ロシア文明・インカ文明など、数多い。しかし、世界最先端の最新商品 を、世界へ今でも発信している文明は、日本文明だけである。質量に心あり。で宇宙 の法則をつかんでいるからこそ、「キリストこそ神の一神教」であり、反キりスト対 キリストの対立を生みます。反キリストは野蛮で無知で殺してもいい存在とみなして、 すぐに、力と暴力の戦争外交に走り、理性と対話と人類の崇高な理念の教育をしない。 人に心あり。ものに心あり。天に心あり。ものに命と神がやどるとの日本思想は強い。 ●農耕文化の日本文明は、稲作から来る遺伝子が育ち粘り強くその場からはなれない。 アメリカは狩猟の文化であり、拳銃と武器で、馬や牛や野獣を殺し食べる文化であり、 世界から世界へ移動しながら、動物を捕獲する遺伝子があり、存在の否定を常とする。 会社の株を買い占めて売り飛ばすという思想がはびこり、長期的に育てて世界の人類 が必要とする製品開発を30年間・50年間で改善改良する思想はアメリカにはない。 世界的にスタンド・プレーをしたがり、威圧と力でねじ伏せる態度を露骨に出す国だ。 アメリカは、なぜ嫌われるのかという視点がなく自由なる電子の眼で考える力が弱い。 中国哲学やアジア哲学を学ばず、哲学が弱い。政治陰謀や権力攻防を好む国民である。 ●単民族の日本文明は、遺伝子のつながりに、一元性があり、以心伝心の世界があり、 極めて、直感・山勘・ヒラメキ型民族であり、論理や理屈より感情と勘を大切にする。 多民族のアメリカ文明は、外部に、危機を意図的に政府が作りながら、危機感を利用 して、多くの異民族を国内的にまとめ、統制と規律の世界に、意識を管理するという 危機管理の政治的な手法を作りたがる国である。管理過剰が自由なるアメリカの壁に なり、今では「輝くアメリカ」ではない。自動車も進化せずにエゴイズム思想が多い。 今では、外国からの優秀な留学生を受け入れ大きな大器を育てる度量と寛容さもない。 米国政府に対する反論や軍拡の反論にむきになり危機感を作り国税を無駄に使う国だ。 ●アメリカの大学院での経営の教え方にも、問題が多い。単年度会計における利益の 配分においては、経営者配当と株主配当だけを、重視している。エゴイズムがはびこ り、自分さえよければいいという思想である。社員や雇用の長期安定を大切にしない。 日本では、松下幸之助に代表されるように、社員を大切にする雇用と、経営の安定と 進化を大切にしている。一日決算会計を世界で最初に開発している。だから赤字部門 や不採算部門では、全社員で集中的に新製品開発をして、戦後60年以上も繁栄する 会社が多い。長期的にも人材を開発して優秀社員に育てる経営であり、仕事する喜び を、全社員で分かち合う創造的文化が生れている。日本は利益より人材を大切にする。 アメリカの大学院の経営学では、一日決算会計を教え世界平和企業を創る好機である。 ●天は、天の一筆書きで、できているといわれます。宇宙の自然エネルギーの流れが 宇宙の全素粒子波を、共鳴させ、共振させて同期化させています。ここからも宇宙の 全素粒子波の数は、宇宙の始まりから現在も未来も一定であり、一定であるからこそ、 エネルギーの一定の法則が、成立つものです。人に心あり。物にも心あり。天に心あ り。といわれるように、宇宙の森羅万象の全てが、宇宙という大きな心の中で動いて います。宇宙という大きな心の中で、68億人が動いて生きています。心に壁はない。 世界の中には、長い長い文明があります。エジプト文明・ギリシャ文明・ローマ文明・ 中国文明・イラク文明・メキシコ文明・マヤ文明・日本文明等などです。世界最先端 の自動車や携帯電話やロボットやハイビジョン・テレビや、ソーラー発電の最先端商 品を作り世界へ発信しています。日本文明の底力とは「物にも心あり」という哲学な のです。針供養をするように万物の中に神宿りの精神で物に感謝する心は世界一です。
< 前 | 次 > |
---|